携帯を開くと生まれたての胎盤が数十眠っている。これでも大分整理した方なのだ。新しい物語を孕みつつある子宮は、胎児と結び付く胎盤をぺたぺたくっつけて、胎児といえばそれっきり成長しないでもう妊娠何十ヶ月になるだろう。確かに産み落としたいと願っ…
夢のつづき*1 目が見えなくなるということは大変おそろしい。本来備わっている(いた)はずの『あたりまえ』な自分自身の能力が消えていくとき、そして衰退に何の手立てもかなわないとき、いいしれない不安があなたを襲い、それを食らった妄想が真っ黒な翼で…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。